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たくさんのアーティスト・エンジニア・クリエイター様からご感想をいただいております。
(順次追加 / 敬称略)

◆フランク重虎(VALKILLY

完成されたサウンドで前作同様とにかく映画を1本観たような作品。
名画ともいえます。
サイバーかつ破壊力も爽快感も疾走感もあり、トリッキー。
アルバム中間、トラック8(Start Rec)は最高のカウンターパンチ。
エンジニアリング面でも本当にすばらしい完成度です。
こんな空間をうまくコントロールできてる作品は類を見ません。

そして前作にも共通して言えて、僕がもっともハインリヒが好きな理由なのが
所々に確信犯で有名曲のパロディを入れつつ、まったく媚びることなく独自の
サウンドを貫いている点。
曲に対しての一般的なテンプレートが全く適用されていないところ。
とはいえ卓越したセンスで気持ちよくコントロールされているため
非常に聴き易い。

あと今回は二人がボーカル面で大分キャラクターを広げている点もポイント。
実力の高さ、幅の広さを実感させられます。

本当に聴いてびっくりしてほしいので、あまり内容を語りたくないのですが
繰り返し言いたいのは「絶対に買って嬉しいCD」です。
僕なんかアマゾンと直販で買って友達に紹介したしなwwww

おすすめ曲: 『Start Rec』

◆レイブマン(Aural Vampire

複雑でハードルの高い表現を完全に操りこなしていて毎度、頭が下がるばかり。
美的センス溢れる空間系の音&ボーカル&世界観が
ハインリヒならではのイメージです!あと勿論、破壊も!
中盤から終盤にかけてのブレイクな展開が好き。
インタールード中に入る音のギミックも面白いです。

おすすめ曲: 『Gone With The Wind』 『Whole Lotta Love』

◆榎本 龍彦(留之助商店店長

前作で展開しきったボディパーツを再トランスフォーム。
マクロス的解釈(河森正治論)で言えば、それまでの作品がファイター形態、
前作がガウォーク、今作はヴァルキリーだな。

前作の様なファットに膨らませたドンシャリなMarshallサウンドから、
ミドルを立ち上げたMESAサウンドに。
贅肉も迷いも全くないです。
U2のZooropaやPOPの変化に近い。
本人たちは今想うこと、やりたいことをストレートに音にしているが、
自然と時勢とトレンドに乗っかるよね。

スパルタンなジャケもそうだが、すごいと思ったのは英詞の下に
日本語訳がふられていることだ。大変だったろう。に。
去年メンバーに「直感的に意味を感じたいので日本詞で唄ってほしい」
と切り出したことがあったが、これは美味しすぎる配慮である。
お二人共、お疲れした。最高だぜ。

おすすめ曲: 『Marchen Mountain Hop』 『ERECT ROCK PARADE』 『Gone with the wind』

◆isawo(BLACK LOVE FANTOMDummy’s Corporation

23世紀の人気アトラクションはMarchen mountain
ただ今69周目!心地よい眩暈

おすすめ曲: 『C-C-C-Combo breaker』 『Lazy Silly Daisy』

◆KIRIA(KIRIABLAC ATLUNA

このアルバムは、とにかく衝撃的でした。
ジャケット等をぱっとみると、一見ちょっと変わった?と思うかもしれないけれど

とても、とても、ハインリヒらしかったと思います。
1曲目のインパクトから、最後の最後まで。
ハインリヒの音楽に対する想い、そして遊び心、真剣さ、伝えたい事が
sugiuraさんの音とmiquiさんの歌詞、この二つだけで充分に
聞いてる人間に伝わります。

曲も歌詞も書く私にとって、sugiuraさんの楽曲はとても刺激的で、それでいて何処までも透明です。
そしてmiquiさんの歌詞は とても心を打つもの。奇麗事ではない、リアルを描いていて、それでいて尚、とてもイノセンスで。

このアルバムを聞いて想ったのは 刺激、衝動、遊び心、哀しみ、闇も光も全てを内包していて
だけど その幻想と想われる世界は 何処までも、本当に何処までも澄み切った、透明な二人の音楽への心。
何処までもイノセンスで。音楽への其の想いだけは譲れないんだって言ってるような、それが奥に垣間見えました。
深読みしすぎだったら御免なさい。笑

普段、人間のリアルを歌詞にして歌う私には
miquiさんの歌詞はとても近くて、融合地点で、共感できる事が多い。
そして、sugiuraさんの楽曲も、音で何かを言おうとしている。音が、喋っている。
此処まで無いほどに二人のフィーリングが合致していて融合している気がしました。

私が一番気に入った曲はGone With The Wind
もう、sugiuraさんの音以外に、何も音は必要ない
彼女の歌詞以外に言葉は必要ない気がしました。
この曲がもっとも透明でした。奏でられる音も。彼女の歌詞も。
要らぬものを全て排除し、血で血を洗うように、肉を削ぎ落とし。
こういうととても狂気的だけれど、それはまるで心の何かを削ぎ落とすような。
自由に、自由に泳いでいく心。昇華されていく想いを感じました。

一口にカッコイイ!ともいえるけれど
深読みをしてしまう私には その激しさの奥には とても大きく、重い何かを感じました。それが想いなのか、心なのか。
そしてそれを吐き出すような。

衝動の中に在る 何処までも透明な 魂の研ぎ澄まされたアルバム、でした。

と、凄く深読みかもしれませんが、本気で音楽をやってるお二人のアルバムだからこその深読みですww
二人の音は、届いています。どんな場所でも。

ありがとう。

おすすめ曲: 『Gone With The Wind』

◆MOMO(MOMO/MY DUMMY BOARDDUMMY

はじめ、アー写の印象があったので、手に取ったジャケットを見て「むむ!これはまた何ぞの企みが!?」と思いましたが、音を聴いて納得!そしてノンストップで聴き終えて、もう一度ジャケットとタイトルをまじまじと見てまた納得!
ちょっとした音の時間旅行か、はたまたどこかの遊戯施設のアトラクションか。そういうところの乗り物に乗り終えた感じでした。
しかも、一枚で盛りだくさんですね。

やんちゃな感じもありつつ、どこか精神世界を深く掘り下げてる感じもありつつ、でもポップで至る所に遊び心も忘れず、また懐かしさや、僕らの年代にはハッとする様なコードワークやオマージュなども散りばめられていて、それでいて肉厚なのに余分な音は無い、要る音だけで構成されている。そんな感じですね。シンセの音色も好みでしたよぉ~っ!(笑

音選びも、あえて時代を関係なく縦横無尽に好きな音を使ってます!って感じがとっても安堵感があります。下手すれば懐古的になってしまいそうなところをうまい具合に料理しましたね。
きっと世代のせいもあると思うのですが、こういう事をするのにもっとも相応しくリアリティをもって堂々と音に出せるところってギリギリの取捨選択か、もしくはよっぽど自分のお気に入りの音をしっかり持っているかのどちらかだと思います。さすがです。
また、miquiさんのボーカルもいいですね。相変わらずいい声とキャラを持ってますね。思わず引き込まれてしまいます。コーラスやギミックの処理もすごくいいと思いました。

全体を通して、曲ごとに頭の中を、どこで、どういうシチュエーションで聴いてみたいなというのが勝手に思い浮かびました。
ある時は明け方のクラブであったり、ホールでのコンサートであったり、いつもの感じのライブハウスであったり、屋外だったり…。
そういう事もあってちょっとした旅気分だったのかな。
とても頭がスッキリする一枚でした。
有難うございます。

おすすめ曲: これまた難しいですね。

どれも良く出来ているし、好みの部分があちらこちらに散りばめられているので。
塊で言えば、出だしの掴みから中盤への流れも好きだし05(Jam Jam a jar)からの場面転換と混沌>色んな世界観への引き込みもいい、
また、11(Destiny Laud)からのテーマの伏線と後半への盛り上げもいい。
また、チョイチョイ気になるタイトルの洒落も頓智が効いてるし。
そうねぇ、敢えて挙げるならば
08(Start Rec)はブリーピーでノリがいいですね。
06(You can (not) change the world)や12(Music Suicide)の世界観も好きです。
04(Gone with the wind)と13(Cycle of Life)の空間の感触も好きですね。
あと、ド最後(Marchen Mountain Hop)もハッピーに連れて行かれてしまいますな。
って、他にも色々挙げたいのがありますが、結局ほとんど全部やん!
いやぁー、03(C-C-C-Combo breaker)と07(Whole Lotta Love)と09(Lazy Silly Daisy)もいいなぁ。
ってやっぱりキリがないですね。
しかし、どれもボトムとウワ物と声の調和が巧くいってますね。
アガります。 ライブで観たいなぁ。

◆ha-j(STG7-8

【速報】よりダイナミックに、より官能的に、HeinrichのRockが暴れ始めた!!
さあ、上着を一枚脱いでフロアに出る時間ですよ。

◆藤宮拓 (藤宮拓アムニニ解散レコード

アニメだと「EVANGELION」を観ないと人生の1/3を損した事になるし、
音楽だと「ERECT ROCK」を聴かないと人生の1/3を損した事になる。

おすすめ曲: 『Destiny Laud』

◆ムロッチ(BIGLOBEゲーム&WEBラジオ「ゲームの食卓」編集長

クローゼットの中から好きな服を選んで着るように、
遊園地に行って自分が好きなアトラクションを選んで遊ぶように、
その時の気分にあわせて自分の好きな曲を選んで聴けるような、

そんなところが気に入ってます。

攻撃的なところもあり、優しいところもあり。
尖った感じがするのに、聴いていても心地よくて疲れないような。

聴くときの気分によってもガラっと違った感じに聴こえるのも、
このCDの良いところなんでしょーね。

なんつってなんつって。

おすすめ曲: 『Gone With The Wind』 『Whole Lotta Love』

◆小倉久佳音画制作所(小倉久佳、ex:ZUNTATA

Heinrich Von Ofterdingenの「ERECT ROCK」は、音色の海です。
sugiura氏が紡ぐサウンドはERECT ROCKというタイトルに反して
不思議と実にゆったりくつろいで聞くことが出来る、癒される、全くもって奇妙な感覚。
例えればリビングでゴロンと横になりながら聞けてしまうようなね。
そこにはmiqui氏の歌声が大きく影響しているに違いない。
氏の上品に響く歌声はなにかホッとさせてくれる魅力がある。
しゃれた曲タイトルと遊び心、そして派手なサウンド、数え上げたら
キリがないこのアルバムをあなたも堪能して頂きたい。イイネ!

◆磯村 知美(磯村 知美(声優)

聴いてるだけでテーマパークに行ったかのような楽しくもあり、疾走感もあるアルバムでした!!乗ったらずーっと楽しいままで最後の曲を聴いた後は「え?もう終わり?もう1回乗る!」みたいな!

おすすめ曲: どの曲も良いので迷っちゃいますが
特に好きなのはトラック2の『Gimmick』ですね~!
歌声の高い部分は甘いのに力強い部分もあって・・・
と聴いているだけでテンションが上がります。

初めてアルバムを聴かせて頂いた時は
1曲目⇒「お、始まったぞ~」
2曲目⇒「うおおおおおおおお?!」
という感じで、ガッチリハートを掴まれちゃいました!

デスコネクションの主題歌『Salvage』もお洒落×ハードボイルドな感じでお気に入りです!

◆茂木麻衣子(RED SUN

電車の中でERECT ROCKを聴いていると、ロケットや宇宙船に乗っているような気持ちになります。

特に好きな曲は、『Music Suicide』と『You can [not] change the world』です。 『Destiny laud』や『Attention Please』は、幼い頃に感じた空港や映画館でのワクワクをリアルに呼んでくれます。”Attention Please”という言葉がものすごく好きです。暖かさと、これから始まるであろう旅の期待を感じさせてくれるからです。それが、音と声でパーフェクトに表現されててすごい。

シャープでクールで、ダンサブルで楽しい。
そして、本当の意味で優しいアルバムだと思います。

◆池崎美穂(池崎美穂(声優)

宇宙や異空間に行ったような、まさにTRIPといった感覚の音楽。
なのにどこかで異国をも思わせる。

音楽の中で旅行しているようです。
でもなんか懐かしい気持ちにもさせる。
なんなんだろうなぁ・・。

そして唄声の融合もたまらない。
これぞ相乗効果。

ハインリヒさんの音楽はsugiuraさんの音に、
miquiさんの音が食い込む感じ。
切り取ることなんて不可能。
歌なんだけど、音。
音という表現が私にはしっくりくる。
それがひとつのメロディーなんですよねぇ。

個人的に好きなのはPSP「デス・コネクション ポータブル」の
主題歌にもなっている『Salvage』と『Music Suicide』。

近未来なロックが誘うぜい!
あ~~~ライブ行きたいよーーーー!!!